36日目 ストーン4


充電完了です。
ボクは早速、巨石に挑みます。
まず、本体の先端に大きめのドリルを装着します。
付属のネジ回しのようなもので、
しっかりと締め付けます。
人差し指でトリガー?を引きます。
シュィィィン。
おぉ。
ボクは、ちょっと強くなった気分です。
そこで今度は、鉄砲を撃つような格好で、
シュィィィン。
見ています。
おばあさんが、
見ています。
恥ずかしかったです。
気を取り直して、やります。
ゆっくりと、巨石にドリルを当て、
「フー」
一息ついて、
シュィィィン。
ガガガガガ。
結構飛びます。
巨石の破片が、
結構、飛んできます。
しかも、わざわざ顔に当たるのです。
口とかに入ったりもします。
ツバを吐きます。
「ぶべっ!」
最悪です。
差し歯が飛びました。
なにが、
「これからは、セラミックですよ」
だ!
あの歯医者め!
取れたじゃねぇーか!
歯が!
そんな困難を乗り越えながら、
ボクは巨石に挑みます。
ドリルで、2センチおきぐらいに穴を開けます。
縦に、7個ほど開けた時に、
ガバッ!
と、3個に割れました。
2つに割れる予定でしたが、3個になりました。
でも、おかげで、ちょうどよい大きさの石が出来ました。
すぐに、ヘルメットとベルの所に行きます。
「!!!」
いない!
1匹しか、いないのです。
何度探しても、いません。
しかも、どっちが居なくなったのかも、分かりません。
「なんでよ?」
とか言いなさんな!
大きい方が、ヘルメット。
小さい方が、ベル。
で見分けるのです。
比べないとわからないのです。
だから1匹だと、どっちか分からないのです。
今までの苦労が全て台無しです。
ボクは、削った石を水槽に入れ、
「ま、いいか」
と、思いました。