94日目 今度は


今度はカボチャです。
カボチャ腐りました。
カビとか生えております。
白カビです。
顕微鏡があれば、研究者のように覗くのですが、
なにせ探すのを挫折しておりますので、ありません。
ボクはカビを吸い込まないように、
左腕の袖を口と鼻に当てます。
そして右手でカボチャを取り出します。
ニュル。
・・・・。
にゅるってしますよ。
・・・・。
「ぅっ!ヘルメット!」
「ヘルメット大丈夫か!」
ヘルメットが、にゅるってなりました。
カボチャの皮とボクの指に挟まれて、
ニュルってなりました。
でもボクは心配しません。
「ヘッ、お前がそんなヤワじゃないことは、もう解ってるのさ」
ボクは胴体が切断されかかったヘルメットにニヤリとします。
水槽を背にボクは堂々と歩き出しました。
風が頬をなでます。
「冷えてきやがったな・・・」
ボクは語りかけます。
明日という風に向かって・・・