102日目 フタの裏


以前は、サランラップを貼り付けてフタの変わりにしていました。
今は、ダンボールを置いています。
なぜなら、サランラップは、すぐグチャグチャになるからです。
粘着率も低くなるのです。
そうなると、ただのビニールです。
ビニールを乗せているだけなので、
ちょっとの風でもヒラヒラします。
だからボクは、ダンボールに変えております。
今日は久しぶりに、ニンジンを与えてみようと思います。
なぜなら、久しぶりにレッドうんこを見ようと思ったからです。
ダンボールのフタをのけます。
ニュル
としましたよ。
ダンボールが、 ニュル
としました。
ヘルメットかベルなのか分かりませんが、
どちらかをすり潰したのは確かです。
確かなことです。
「・・・ああ、なんてことを」
ボクは、すり潰したのです。
ナメクジを。
ボクは、
「急いで洗面所に行かなくては!」
と思いました。
なぜなら、ナメクジを素手で触るのは危険だからです。
などと思ってダンボールを戻そうしました。
ん?
・・・・・。
一瞬、それが何なのか分かりませんでした。
ダンボールのフタの裏にうごめく物体です。
ヘルメットとベルではありません。
小さな物体です。
そう、
それは・・・。
「お前、ためすぎ。早く言え」
とか言うな。
嬉しかったんだから。
そうです。
ジュニアたちです。
ヘルメットとベルの子供たちなのです。
何匹いるのか分かりませんが、
けっこういます。
その子供たちが、
ダンボールの裏に、へばりついておったのです。
上の方が暖かいからでしょうか?
ボクは嬉しくなって、
「ヤッター!」
と両手を挙げて叫ぶべきかどうなのか、迷いました。
なぜなら、はずかしいからです。
部屋の中で1人で、そんなことをするのは、
はずかしいからです。
でも、そんな気持ちでした。
やっと、
やっとだね。
ボクはそうつぶやきます。
「あんた、何匹か潰しとるやん」
・・・・・。
ボクはゆっくりとダンボールのフタを閉め、
洗面所に手を洗いに行きました。