108日目 TEL


2、3日というのに連絡がないので、
ボクは電話をしてみます。
「PK-200を注文した者ですが、入りましたか?」
ボクは、
(連絡ぐらいしろ。ちょっと怒っているんだぞ)
という感じでいいます。
「あ、はい、少々おまちください」
女性の方が言います。
ガゴッ!
って音がします。
ボクは一瞬、耳をはなしてビックリします。
受話器をそのまま置いた音です。
(なんてことすんのよ)
と思いながら、受話器を耳に当てたまま待ちます。
すると、電話の奥で声が聞こえてきました。

女性「店長、プレパラートの方から電話です」
店長「プレパラート?ああ、あれ」

女性「届いていますか?」
店長「あるよ、ここ・・・あ!」

女性「・・・・」
店長「やばっ!これ、100だ」

女性「・・・・」
店長「200じゃないで、100が来てる!」

女性「・・・・」
店長「・・・・」

女性「どうするんです?」
店長「オレ出るよ」

ガゴゴゴ
(受話器のこすれる音)

「もしもし、お電話代わりました」
と言って店長が電話に出ました。
ボクは、店長が出るまでもなく、
すでに三流コントみたいなのを聞かされているので、
状況はわかっております。
すると店長は、
「申し訳ありません。
 どうやら、流通経路が混雑しておりまして、
 もう2,3日待って頂けないでしょうか?」
と言いました。
流通経路?
なに?なんのこと?
あんたが間違ってPK-100を頼んだんでしょ?
俺のPK-200は流通に乗ってないんでしょ?
とか思ったので、
「PK-100でもいいです」
と言います。
すると店長は、ちょっと考えて、
「あ、あ、申し訳ありません。
 PK-100も遅れているようなんです」
と言いました。
!!!
否定した!
否定しやがった!
そこに間違えて届いたPK-100の存在すら、
否定したぞ!
きっとPK-100よりPK-200の方が、1000円高いので、
そっちを売った方が儲かるからだ!

そしてボクは、思いました。
不況はいやです。