122日目 呼び出し


ボクはヘルメットとベルにエサをあげます。
土もキレイになったので、今のところはニオイません。
ボクは、ヘルメットとベルをボーと見ながら、思いました。
ナメクジのナメは、舐めるような感じだからというのは分かります。
では、クジは何?
なんなのよ?
何なのか!
とか思って、イライラしておりました。
すると、ポリスマンから電話がかかってきました。
ボクは、電話の内容を聞いて、急いで派出所に向かいます。
ボクは、派出所に飛び込み、
「今さっき電話をいただいた者ですが」
と言います。
「あらら、早いね」
とポリスマンが言います。
な、なにが、
「あらら」だ!
とか思いましたが、今はそれどころではありません。
「おもて、とりあえず、おもて出ようか」
と、ポリスマンが言います。
ボクは、ポリスマンの言うがまま、一緒に外に出ます。
「ちょっと、待ってて」
ポリスマンはそう言うと、姿を消しました。
ボクが待つこと27秒。
ポリスマンは現れました。
わが、愛車を連れて・・・
そうです。
ボクがパン屋に不法侵入して、鉄板をかっぱらってきた時に、
かっぱらわれた自転車です。
「確認して」
そう言ってポリスマンが自転車を壁に立てかけます。
そしてポリスマンは、
プッ
て笑いました。
ボクは、愕然とします。
自転車は、ママチャリタイプです。
そのママチャリタイプの自転車は、ひん曲がっておるのです。
ボクは今、自転車の正面に立っています。
こっち向いとるんです。
ハンドルが・・・
真ん中から、まっ二つに折れとるわけです。
闘牛が、
「ボウズ、かかって来い!相手になってやるぜ!」
という感じに、ひん曲がっとるんです。
ハンドルが・・・
そしてポリスマンは、ボクに言いました。
「これ、あれ、何?どうやって乗ってたの?ぅプッ!」
もうね、わざと言ってるとしか思えないのよ。
しかも最後に、
「ぅプッ!」
とか言ってポリスマンは、笑います。
そしてボクは、愕然とします。
なぜ、ポリスマンは壁に自転車を立てかけたのかというと、
無いのです。
自転車を止めるための支えが、
折れとるのです。
明らかに、手で握って上下運動を繰り返して、
ボキッ!
と折った感じがにじみ出ておるのです。
そして、またまたボクは、愕然とします。
前後のタイヤがパンクしとるんです。
後ろなんか、ちょっとチューブが、はみ出しております。
ボクがそれに気づくと、ポリスマンが、
「あ、これ、持ってくる時、はみ出したみたい、ココ」
と指差して、
「なんか、ボロンボロン言ってたよ、タイヤ」
とか説明します。
・・・・。
そして何よりボクが愕然としたのは、
サドルです。
座るところです。
これ、上を向いております。
スペースシャトル発射!
という感じ。
天をあおいでいるわけです。
すると、ポリスマンは、
「これ、持ちやすいよね。ほら!」
と言ってサドルの先を握ります。
・・・・・。
もう、デタラメですわ。





こんな感じ
(ヘリ)