186日目 作戦の幕開け


「プロジェクト・ブロックマン」は、
まず、ブロックが必要です。
だからボクは来ましたよ、
ホームセンター。
ここでブロックを購入します。

ボクは、わりと使い古された台車を
ガコガコ引きずり回します。
前のタイヤが内股になっております。
ときどき、がっくんガックンなりながら、
ブロックが積み上がっている所に来ます。
ボクは、ブロックを3個、積み重ねて台車に乗せます。
そして、野外商品専用のレジを目指し、台車を押します。
ガッコン、ガッコンなります。
野外商品専用のレジは、すぐ近くです。
だけど、ガッコン台車を操る男には、
それは、それは、はるか彼方。
少しでも早く、野外商品専用のレジにたどり着きたい一心で、
全く意味が無いのに、ちょっと首を前に出したりしています。
そんな男に気付いた野外レジの店員のお姉さんが、
「お!あいつ台車でこっちに来ている!仕事増やすんじゃねーよ!」
の目で、ガッコン台車を操る男を見ます。

バキッ!

ですよ。
もうね、必死に台車を押す男が台無しよ。
台車の前の両タイヤが外れて内側にめり込んだね。
飛行機のタイヤが翼に収納する感じ。
てことは、台車の前が落ち込んで、後ろが跳ね上がるわけやね。

ガッコン台車を操る男は、台車のハンドルを両手で握って、
体全体で「くの字」を描きます。
積み重ねた3個のブロックは落下します。
その光景を前から見ていた野外レジのお姉さんは、
きっと、
「あのね、今日ね、トランスフォーマー見たよ」
などと言って、晩ご飯をいただくのです。